◆パ・リーグ ソフトバンク３×―２日本ハム＝９回サヨナラ＝（４日・みずほペイペイドーム福岡）
日本ハム・宮西尚生投手（３９）がＮＰＢ史上初の通算４００ホールドを達成した。１点リードの８回から２番手でマウンドに上がり、０回２／３を無失点。リードを保ったまま降板し、金字塔を打ち立てた。試合後の主な一問一答は以下。
―率直な気持ちを。
「率直に？ ああ、やっと達成できたって感じです」
―８回から出番。どのタイミングで言われたか。
「きょうは８回から行く、シチュエーションになったら行くって言われていたので」
―１点リードとしびれる場面だった。
「そうですね。最高にしびれる場面で。（相手も）今までずっと対戦してきたバッター陣で、なんか、不思議な感じですよね。若い時代が来ているのに（笑い）対戦するのはいつもの顔ぶれ。それはそれですごく思い出には残りました」
―大きな拍手を受けて。
「そうですね。本当にありがたいことで。スタンドもね、ほとんどホークスファンですけど、拍手もいただいて。コンちゃん（近藤）とか有原とか（元）ファイターズのメンツも、むしろホールドに貢献してくれたメンツがいる前でできたというのは、なんか良かったなと思います」
―４００という数字と戦ってきた。
「だいぶん、解放された（笑い）だいぶ、呪縛から解放された感じはあります。全部自分は記録になっていくのがずっと続いてますから、どっちかと言えば、今まで岩瀬さんの登板数だったり、それこそ山口さんのホールドであったり、目標があってここまで来ていたので、いざ自分で節目を目指すというのはやっぱしんどいんやなって感じましたね」
―チームメートからも声をかけられて。
「そうですね。もう本当に残り３つ、４つぐらいのとこから、野手もブルペンも、みんなが『残りあと何個、何個』ってカウントダウンしてたんで（笑い）だから、そういう意味では達成できて良かったなと思います」
―改めて感謝を伝えたい方、いま思い浮かぶ人は。
「もうそんなん言ったら１時間ぐらいかかるで（笑い）。いろんな人に（感謝を）ね。でも、よく言いますけど、自分は体は強くないんで、やっぱりトレーナーさんが毎日ケアをしてくれて、夜遅くまでとか、それがあったからこそ、ほんまここまで投げられてるっていうのはあるんで。本当に感謝しないといけない人は多いんですけど、まずはトレーナーさんに感謝したいなと」
―左肘に貼っている絆創膏のようなものは何か。
「（次カードの）仙台に向けて注射を打ってきました」
―何の注射。
「やっぱ（肘に）水が溜まるんで。たまたま今日はチームドクターが来ていたので」
―次の目標は。
「次の目標？ うーん。４０１と行きたいところですけど、だけどやっぱり本当に、何ていうかな、今このチームでほんまに日本一目指したいっていう思いは強いんで。そこかな。自分のことはもう、あんまり記録は興味なくなったかな。登板（数）もそうだし、ホールドも節目はとりあえず達成できたし、あとは皆で喜び合いたいっていうのが１番かな」