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男子110M障害の村竹ラシッド「想定通りです」13秒22の予選1組1着で突破 初五輪でファイナル目指す…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月4日 18時55分

◆パリ五輪 第10日 ▽陸上(4日、フランス競技場)

 男子110メートル障害予選で、22年世界選手権(オレゴン)代表の村竹ラシッド(JAL)が13秒22の1組1着で準決勝に進んだ。レース後は「想定通りです。1着狙って予選走って、しっかり動きも確認できたので、やりたいことはできたかなと思います」と充実の表情だった。準決勝は日本時間7日の午前2時5分から行われる。

 21年東京五輪の選考を兼ねた日本選手権。予選で参加標準記録を突破しながら、決勝でフライング失格。五輪出場を逃した。22年は世界選手権に初出場。23年は春に左太もも裏を痛めて世界選手権代表を逃したが、上半身を強化するなどし、同9月は泉谷駿介(住友電工)の持つ日本記録(13秒04)と同タイムをマーク。日本記録保持者になった。

 パリ五輪内定を決めた6月末の日本選手権(新潟)決勝では雨の降る悪条件の中、13秒07のセカンドベストをマークして初優勝。「アベレージが上がってきた」と手応えを明かしていた。初出場の五輪へ「全員かかってこいという気持ち。戦う覚悟はできています」と熱い思いを語っていた。

 準決勝に向け、「さらにもっと動きよくなると思いますし、タイムもベストとはまだまだ離れていますし、もっともっと状態上げていけば勢いに乗れると思う」と自信を口にした。

 ◇村竹 ラシッド(むらたけ・らしっど)2002年2月6日、千葉・松戸市生まれ。22歳。トーゴ人の父と日本人の母の元に生まれた。小学5年時から陸上を始め、松戸第一中から本格的に110メートル障害を始める。松戸国際高3年時は全国高校総体制覇。順大に進み、22年世界選手権(オレゴン)は予選敗退。23年9月に日本記録タイ(13秒04)をマーク。24年6月に日本選手権初制覇。今春JALに入社。179センチ。

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