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初五輪で銅メダル獲得のシダマツペアが会見「ここまで一緒に戦えるパートナーに出会えて本当に幸せ」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月4日 19時54分

◆パリ五輪 第10日(4日)

 バドミントン女子ダブルスで初出場で銅メダルを獲得した志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が、現地でメダリスト会見を行った。

 同種目の日本勢では、12年ロンドン大会銀の藤井瑞希、垣岩令佳組、16年リオデジャネイロ大会金の高橋礼華、松友美佐紀組に続く3組目の表彰台。“お家芸”種目で、日本勢として2大会ぶりにメダルを手にし、志田は「正直あまり実感は湧いてないんですけど、今はすごくなんかほっとしていて、嬉しい気持ちではあります」と話し、松山も「前日に準決勝で負けてしまって、本当に2人ともメンタルが不安定な状態だったんですけど、最後2人らしいプレーも出せました」と振り返った。

 秋田出身の志田が高校1年、福岡出身の松山が中学3年時にジュニアの大会で初めてペアを組んでから歩んできたここまでの道のり。お互いへの思いを聞かれると、率直な思いを口にした。

 志田「私たちは中学校、高校の時からすごく仲良くしていたんですけど、本当に同じ目標を持って、ここまで一緒に戦えるパートナーに出会えて、すごく本当に幸せだなって改めて感じますし、本当に松山自身、結構、怪我とか病気とか、すごい苦しむことも多かったと思うんですけど、普通だったら結構腐ってしまうというか、逃げてしまうようなことが結構本人の中であったと思うんですけど、そんな中でも本当に我慢して、すごいコートに戻るために何度も努力してくれて。なんかそういう部分では本当に私よりも何倍も耐えてきたのかなって思う。ここまで頑張ってくれてありがとうっていう気持ちでいっぱいです」

 松山「ここまでお互い苦しいことの方が絶対多かったとは思うんですけど、そんな時でもずっと私の前に立って、私を引っ張ってくれて、志田さんも言ったように、自分は怪我と病気が本当に多くて、1人で練習して待つっていうことは苦しいと思うんですけど、そんな中でもずっと私を待っていてくれて、その結果が銅メダルっていう風に、自分たちが頑張ってきた証がこの銅メダルだったのかなっていう風に思うので。本当に私をこのオリンピックまで連れてきてくれて、銅メダルを取らせてくれてありがとうという気持ちです」

 互いの健闘をたたえ合い、笑顔を見せた。

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