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巨人・阿部監督「外せない5番。一塁の守備は目をつぶってもね」先制V打大城卓三を絶賛 打率急上昇2割7分2厘

スポーツ報知 2024年8月5日 5時20分

◆JERA セ・リーグ 巨人4―1ヤクルト(4日・東京ドーム)

 読み通りだった。初回、2死から連続四球で迎えた好機で、5番の大城卓三捕手(31)が打席に入った。「次は四球は出したくないだろうなと思っていたので、3ボール1ストライクでしたけど、積極的に打ちにいきました」。甘く入った石川のカットボールを捉え、中堅フェンス直撃の2点二塁打。チーム6戦ぶりの先制点で、東海大相模、東海大の先輩・菅野を援護し、「非常にテンポ良く投げていたので、打てて良かったです」と笑顔を見せた。

 沖縄育ちの背番号24が、真夏にギアを上げている。3日のヤクルト戦(東京D)では適時打を含む3安打を放つと、この日は8回にも中前安打を運び、8月は10打数6安打3打点。6月中旬は1割台だった打率も2割7分2厘まで上昇した。初回のV打は無死一塁から吉川の併殺打で好機がついえかけた後だっただけに、阿部慎之助監督(45)は「チームがすごく楽になったタイムリー。気づけば、打率も2割7分ぐらいまで来ているし、外せない5番ですよね。一塁の守備は目をつぶってもね」と絶賛した。

 1日の阪神戦では右脇腹に死球を受けて途中交代。この日も右足に自打球を当てるなど、体はあざだらけだが「トレーナーさんに処置もしてもらったので大丈夫です」ときっぱり。「得点圏で回ってくることが非常に多いので、しっかり打点もこだわっていきたい」という不動の5番が、阿部巨人の武器となっている。(井上 信太郎)

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