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バレー女子日本代表、吉原知子氏が次期監督の有力候補に Vリーグ2部のJTを1部昇格→2季連続優勝に導く

スポーツ報知 2024年8月5日 4時0分

 バレーボール女子日本代表の真鍋政義監督(60)の後任に、前JT監督の吉原知子氏(54)が、有力候補に挙がっていることが4日、分かった。真鍋監督の契約は今季で満了し、今後については未定だ。日本協会は今後、監督選考委員会を設置し、人選を進める。

 元日本代表の吉原氏は15年にJTの監督に就任。そのシーズンでVリーグ2部に低迷していたチームを優勝に導き、入れ替え戦で勝利して1部昇格。さらに19―20、20―21年シーズンに2季連続優勝と、昨季も準優勝を果たすなど、指導実績は高く評価されている。吉原氏は今年5月末、JTを退任しており、日本代表監督就任に支障はない。

 現役時代はミドルブロッカーとして、日立、ダイエー、東洋紡、パイオニアのどのチームでもリーグ制覇し、“優勝請負人”と呼ばれた。五輪には92年バルセロナ、96年アトランタ、04年アテネの3大会に出場。リーグ関係者は「日本のバレーを知り尽くしている。勉強熱心で、逆境にも強い」と吉原氏を強く推した。

 外国人監督を推す声もあるが、日本協会関係者は「日本独特のバレーを理解していないと、チームの形を作るのに時間がかかる」とも指摘した。

 ◆吉原 知子(よしはら・ともこ)1970年2月4日、北海道・妹背牛町出身。54歳。妹背牛商高から日立入り。Vリーグでは01―02年シーズンにMVP、そのほかベスト6など受賞多数。95年にはセリエAでプレー。180センチ。

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