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卓球銅メダル獲得の早田ひなを福澤朗アナがねぎらう「コーチに『ひなの恩返し』」団体戦は「決勝で中国を破るのが大目標」

スポーツ報知 2024年8月5日 6時30分

 中高で卓球部に所属し、テレビ東京系「世界卓球」でキャスターを務めたフリーの福澤朗アナウンサー(60)が4日、スポーツ報知の取材に応じ、女子シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな(24)の激闘をねぎらった。

 多くの試練を乗り越えてつかみ取った銅メダル。福澤アナは「よく、字遊びで銅は“金と同じ”と書くと言われるじゃないですか。でも僕にとっては、金を上回るほどの価値がある銅メダルだと思っています」と最大限の賛辞を贈る。東京五輪でのリザーブの苦しみ、伊藤美誠、平野美宇ら黄金世代とのし烈な代表争い。「すべての試練を上回って余りある結果を出した」とたたえた。

 利き手の左腕の痛みに耐え、つかみ取ったメダル。「混合ダブルスで北朝鮮ペアに敗戦し、シングルスの準々決勝も北朝鮮の選手。いつも以上に体に力が入って、負担がかかっていた」。痛み止めを打ち、テーピングをしての3位決定戦。「バックハンドは完全ではないが、フォアハンドに関してはいけるんじゃないかというレベルでした。卓球の神様がギリギリのところで、いくらかでも早田さんにほほ笑んでくれたんじゃないか」。二人三脚で歩んできた石田大輔コーチに師事して10年の節目ということもあり「『ひなの恩返し』を果たせた」と語った。

今日から団体戦 5日から始まる団体戦はシングルス4試合とダブルス1試合の人選がカギ。「通常なら早田さんの(シングルス)2点使いで、ダブルスは張本美和さんと平野さんという戦い方が王道。ただ左腕が本調子でないところを考えると、早田さんと平野さんのダブルスで確実に取って、張本さんを2点使いするという手もあると思います」と分析する。「決勝で中国を破るというのが大目標。早田さんが『なんて卓球の神様はツンデレなんでしょう』と言っている姿を見られたら、僕らとしては最高です」と悲願の団体金メダルにも期待した。

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