Infoseek 楽天

【甲子園】大阪桐蔭、初戦は興南と激突 春夏連覇校対決は史上初大阪勢春夏400勝への吉兆

スポーツ報知 2024年8月5日 5時0分

 7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が4日、大阪市内で開かれた。6年ぶりの優勝を目指す大阪桐蔭は、第2日第1試合の1回戦で興南(沖縄)と対戦する。春夏連覇経験校同士が夏に激突するのは、18年の大阪桐蔭―作新学院(栃木)以来、2度目。この時は大阪桐蔭が勝ち、2度目の春夏連覇につなげた。名門から、史上初の大阪勢春夏400勝をつかむ。

 静寂に包まれた会場で、体調不良の主将・宮本真司郎内野手に代わって副主将・徳丸快晴外野手(ともに3年)がくじを手にした。いきなりの名門対決に会場が沸くなか、春夏通算70勝に王手をかける西谷浩一監督(54)は「伝統があり、毎年しぶといチームをつくってこられる。いい投手がいると聞いている」と、警戒心を強めた。

 春夏連覇経験校同士の顔合わせは、99年センバツ1回戦のPL学園(大阪)―横浜(神奈川)、18年夏1回戦の大阪桐蔭―作新学園以来、3度目。甲子園で興南とぶつかるのは春夏通じて初だ。最速149キロの好左腕・田崎颯士(3年)を擁する興南に対し、大阪桐蔭はベンチ入り11人が左打者。指揮官は「左(投手)のときは、あまり打てていない感じがする」と今後、対策に乗り出す姿勢を示した。

 今春センバツ準々決勝は、準優勝した報徳学園・今朝丸裕喜投手(3年)を相手に1点が遠く、終盤に失策から失点。1―4で敗れた。浮き彫りとなった「後半の粘り」を課題に、4か月間、実戦を意識した練習を徹底した。徳丸は「秋、春は追い上げられている中で(追加)点が遠かったけど、夏は追い上げられても、自分たちのペースでやれた試合もあった」と、手応えをつかんだ。

 甲子園初戦は春夏通算24勝2敗で、勝率は9割2分3厘。「(左右)どちら(の投手)が来ても、自分のバッティングをして点を重ねたい。甲子園の負けは甲子園でしか返せない」と徳丸。史上初の大阪勢400勝を飾り、18年以来の日本一へ勢いづける。(瀬川 楓花)

この記事の関連ニュース