◆パリ五輪 第9日 ▽サッカー女子準々決勝 日本0―1米国(3日・パルク・デ・プランス競技場)
女子日本代表「なでしこジャパン」が、3日の準々決勝で5度目の頂点を狙う強豪の米国に延長戦の末に0―1で敗れた。延長前半アディショナルタイム(AT)2分の失点が決勝点となり、21年東京五輪、23年女子W杯に続く、準々決勝での敗退となった。
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ピッチに座り込んだ主将のDF熊谷紗希は涙が止まらなかった。チーム最年長で迎えた今大会は、フィールド選手で唯一、全4試合にフル出場した。11年W杯優勝を経て、12年ロンドン五輪銀、15年カナダW杯準優勝を経験するなど、長年代表を支えてきた大黒柱。33歳は自身の去就について「正直、今は何も言えない」と明言を避けたが、次回の国際大会は27年ブラジルW杯。代表引退という選択も出てくるかもしれない。