◆パリ五輪 第10日 ▽陸上(4日、フランス競技場)
男子100メートル決勝が行われ、ノア・ライルズ(米国)が9秒79で金メダルを獲得した。準決勝で9秒8台が5人。決勝進出8番目の選手でも9秒93。五輪史上初めて9秒台をマークしても準決勝で敗退するというハイレベルな争いを勝ち抜いた8人による決勝を制し「世界一速い男」の称号を得た。
キシェーン・トンプソン(ジャマイカ)が同タイムの9秒79で銀メダル。フレッド・カーリー(米国)が9秒81で銅メダルを獲得した。
21年東京五輪金メダルのラモント・マルチェル・ヤコブスは9秒85で5位だった。
日本期待のサニブラウン・ハキーム(東レ)は準決勝第3組で自己新記録で日本歴代2位の9秒96をマークしたが、4着で決勝進出を逃した。
男子100メートルの世界記録は2009年8月にジャマイカのウサイン・ボルトがマークした9秒58。五輪記録もボルトが2012年ロンドン五輪で出した9秒63。日本記録は2021年6月に山縣亮太がマークした9秒95。