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パリ五輪10日目まとめ…フェンシング男子フルーレ団体が初の金!ゴルフ・松山英樹も男子初の表彰台 バレー、バスケ女子は1次リーグ敗退…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月5日 6時40分

◆パリ五輪 第10日(4日)

 日本勢は初のメダルを2つ獲得した。フェンシングの男子フルーレ団体で日本(敷根崇裕、飯村一輝、松山恭助、控え=永野雄大)がイタリアを45―36で下して優勝。2012年ロンドン五輪での銀メダル以来で金メダルは初。日本は今大会メダル5個目で、国別ではフェンシングの母国・フランスに次ぐ2位の快挙。

 ゴルフ男子の最終ラウンドが行われ、3打差4位から出た松山英樹(LEXUS)が銅メダルを獲得した。6バーディー、ボギーなしの65で回り通算17アンダー。女子では前回の東京大会で稲見萌寧が銀メダルを獲得しているが、男子では初の表彰台。銅メダルをかけたプレーオフの末に敗れて4位だった東京五輪の悔しさを晴らした。中島啓太(フリー)は49位だった。

 女子の球技では無念の敗退が相次いだ。バレーボール女子日本は2大会連続の敗退が決まった。1次リーグ(L)B組で1勝2敗の3位で終えたがA組の米国―フランスの一戦で、1次L突破を日本と争う米国が第1セットを奪った時点で敗退が決まった。3日の1次L最終戦ではケニアを3―0で下し、わずかな望みをつないでいたが、願いはかなわなかった。今大会限りで現役引退を表明していた古賀紗理那主将(NEC)は、前戦のケニア戦が最後の試合となった。

 バスケットボール女子日本は1次リーグ最終戦でベルギーに58―85と大敗。3戦全敗で大会を終えた。パリ五輪では東京での成績を超える金メダルを目指したが、8強進出はおろか、6度目の五輪出場で初めて1勝もできず大会を去った。

 陸上の男子100メートルでサニブラウン・ハキーム(東レ)は準決勝で敗退した。自己新記録の9秒96を出したが届かず。1932年ロサンゼルス五輪6位で「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳以来、日本勢92年ぶりとなる決勝はならなかった。男子400メートル予選では佐藤拳太郎(富士通)、中島佑気ジョセフ(富士通)、佐藤風雅(ミズノ)の3選手はそろって敗者復活レースに回った。男子110メートル障害で村竹ラシッド(JAL)、泉谷駿介(住友電工)が13秒22の1組1着で準決勝に進出。男子走り幅跳びで、橋岡優輝(富士通)は予選で敗退した。

 競泳女子400メートルメドレーリレー決勝で、日本(白井璃緒―鈴木聡美―平井瑞希―池江璃花子)は5位だった。

 ボクシング女子57キロ級の準々決勝が行われ、林郁婷(台湾)がスベトラーナカメノバ・スタネバ(ブルガリア)に5-0で判定勝ちした。ボクシングは3位決定戦がないため、銅メダル以上が確定した。林は昨年の世界選手権で性別適格性検査に合格しなかった選手。今大会では2回戦から登場し、5―0で判定勝ちしていた。林と同じく昨年の世界選手権で性別適格性検査に合格しなかったイマネ・ケリフ(アルジェリア)が1日の女子66キロ級2回戦に勝利し、相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)がわずか46秒で棄権したことで議論に発展していた。

 日本勢のメダル獲得は9日連続に伸びた。

 テニスの男子シングル決勝で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がカルロス・アルカラス(スペイン)をストレートで破り、金メダルを獲得した。五輪金メダルと四大大会全制覇を合わせた「生涯ゴールデンスラム」を達成した。史上5人目。過去は男子がアンドレ・アガシ、ラファエル・ナダル、女子がシュテフィ・グラフ、セリーナ・ウイリアムズが達成している。国際連盟によると、37歳74日はテニス史上最年長の五輪での金メダル獲得となった。6月は右膝半月板の手術しながらも、今大会で実力を発揮しした。

 陸上男子100メートルはノア・ライルズ(米国)が9秒79で金メダルを獲得した。

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