Ｊ１北海道コンサドーレ札幌ＦＷ鈴木武蔵（３０）が、２戦連弾で今季初連勝へと導きにいく。札幌は４日、リーグ再開となるアウェー・横浜Ｍ戦（７日）に向け、宮の沢で紅白戦を行った。前節７月２０日の浦和戦（４〇３）で今季初得点を含む２点を挙げた武蔵は、出場１９戦目で決めた待望のゴールに「ちょっとはホッとした」と口にこそしたが、最下位の現状に「まだこの順位。やらなきゃいけないミッションは多い」と表情が緩むことはなかった。
浦和戦は４―０から１点差に詰め寄られた。「球際も『これくらいでいい』という甘さが出たら失点する。最後の笛が鳴る瞬間まで戦わないといけない」。接戦となった反省を踏まえた上で「最初からセーブすることなく、いけるところまでいくという気持ちでやる」と、試合開始から走り続ける覚悟だ。
１９位鳥栖との勝ち点差は８。苦境脱出には、連勝が不可欠だ。「自分自身、いい感じで来てるので。（ゴール）量産体制、いきたいです」。武蔵が有言実行を果たし、反撃へつなげる。（砂田 秀人）