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【甲子園】「負けてらんないな」金足農・吉田大輝が兄の“元上司”日本ハム・新庄監督の母校封じに闘志

スポーツ報知 2024年8月5日 13時9分

 第106回全国高校野球大会に6年ぶり7度目の出場となる金足農が5日、兵庫・伊丹市内の伊丹スポーツセンターで練習を行った。2018年夏準Vの原動力となったオリックス・吉田輝星投手(23)を兄に持つ2年生エース・大輝は第3日第2試合に決まった西日本短大付(福岡)との初戦に力を込めた。

 「打撃がいいチームと聞いています。自分がゼロに抑えれば、負けることはない。集中していきたい」。2018年夏の金足農も初戦は九州のチーム(鹿児島実)に勝利し、波に乗った。「『オッ』と思いました」と大輝。まずはしっかりとエースの任務を全うする覚悟だ。

 対戦する西日本短大付は兄の“元上司”に当たる日本ハム・新庄監督の母校としても有名だ。最速146キロを誇る17歳は「最初は知らなかったんですが、記事で見てビックリして。負けてらんないなと思いました。話題性のあるチームなので、そういうところには負けたくない」と闘志を燃やした。

 この日はスライダー、カーブ、チェンジアップなどの変化球も交え、50球のブルペン投球。「感覚は大阪入りしてから、一番良かった」と、うなずいた。当日はオリックスの試合がないが、甲子園のレジェンドでもある兄について「できれば来てほしい感じですかね」と笑った。「全体的に上げていけたらいいなと思います」と大輝。聖地で大きく輝く瞬間まで、しっかりと牙を研ぐ。(加藤 弘士)

 ◆吉田 大輝(よしだ・たいき)2007年4月23日、秋田・潟上市生まれ。17歳。小1時に天王ヴィクトリーズで野球を始める。天王中では軟式野球部に所属。金足農では1年春からベンチ入り。178センチ、81キロ。右投右打。家族は両親と兄のオリックス・輝星。

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