サッカー女子代表「なでしこジャパン」が5日、パリ五輪を終え、東京・羽田空港に帰国した。
主将を務めたDF熊谷紗希(33)は自身の去就について、代表チームの判断に身を任せる以降を明かした。
チーム最年長の33歳で臨んだ今大会は、フィールド選手で唯一の全4試合フル出場を果たした。一方で、27年ブラジルW杯は36歳、ロサンゼルス五輪は37歳で迎えることになる。去就について「自分の口から『代表を引退します』って言うことは今は考えていない。サッカー選手である以上、代表の力になりたいって気持ちは持ち続けていきたい」と現時点での考えを明かした。
8強という結果には悔しさも残ったが、試合内容やチームの雰囲気、一体感については収穫の多い大会になったという。「(チームとして)すごく成長したと思うし、手応えを感じた。ただやっぱり結果は残さなきゃいけない。(4強の)壁を越えないといけない」と振り返った。
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クラブ合流のため英国に向かったMF藤野あおば(20)を除く全員が帰国し、チームは解散。ブラジルから得点を奪ったMF谷川萌々子(19)は、準々決勝・米国戦の欠場が体調不良によるものだったことを明かし「次のW杯や五輪でも活躍できるような選手になりたい」と誓った。