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ノンフィクション「聖の青春」作家の大崎善生さん下咽頭がんで死去

スポーツ報知 2024年8月6日 6時30分

 ノンフィクション「聖の青春」などで知られる作家の大崎善生(おおさき・よしお)さんが3日午前6時ごろ、東京都武蔵野市の自宅で下咽頭がんのため死去した。66歳。2年前にステージ4の下咽頭がんを患い、闘病中だった。葬儀は近親者で営む。喪主は妻で元女流棋士の高橋和(やまと)さん。

 札幌市出身の大崎さんは早大卒業後、雑誌「将棋マガジン」の編集者として日本将棋連盟に勤務。早世の天才棋士、村山聖(さとし)さんの生涯を描いた「聖の青春」で2000年に作家デビューした。同作は新潮学芸賞を受賞し、松山ケンイチ主演で映画化、漫画化もされた。

 昨年11月には藤井聡太王位の就位式に出席。声帯を摘出したことを明かし、和さんの代読で祝辞を述べた。和さんは5日、自身のXで亡くなる前日に京都に住む息子がたまたま帰省していたことを明かし「息子と最期に会えたことが何よりの救いです」とつづった。

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