◆パリ五輪 第11日=バレーボール男子準々決勝(5日、パリ南アリーナ)
決勝トーナメント初戦となる準々決勝が行われ、日本はイタリアにフルセットで敗れ、2大会連続で8強で敗退となった。目標に掲げてきた1972年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの金メダルの夢は破れた。
石川祐希は試合後のテレビインタビューで「非常に責任を感じています」と表情を曇らせた。試合後の円陣では、全員と言葉をかわした。アナウンサーから、話した内容について問われると「みんなにありがとう、ということ。それがほとんどですね」。
世界王者のイタリアを十分に苦しめた。だが、準決勝進出はならず。結果については「メダルを取るとずっと言い続けてきて、この結果なので。それは受け止めなければならない。みんなと作ってきた集大成が、こういう結果に終わってしまったので、キャプテンとして力不足だった。1人のエースとしても力不足だったと感じています」とガックリ。
主将として、パリ五輪に出場した男子代表について問われた石川は「結果が伴わなかったですけど、みんなベストプレーを出してくれたと思います。そこに、僕が最後、1点取って、結果を出すことができなかった。みんなに、申し訳ないという気持ちと、ここまでついてきてきてくれて、ありがとうという気持ちです」などと語っていた。