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【甲子園】開会式リハーサル 先導役の石川・穴水の東野主将「元気と勇気と感動を」…能登半島地震で被災

スポーツ報知 2024年8月6日 10時53分

 第106回全国高校野球選手権記念大会は、7日に甲子園で開幕し、17日間にわたり熱戦が繰り広げられる。6日には開会式のリハーサルが行われ、開会式の先導役を務める石川・穴水の東野魁仁(かいし)主将は、7日の本番に向け「能登地区の方々に元気と勇気と感動を与えられるような堂々とした行進をしたい」と力を込めた。

 元日に石川県で発生した能登半島地震で、復興途上の被災地では今も多くの被災者が困難な生活を送っている。地震では学校のある穴水町も震度6強を記録。東野は「当時は金沢の方に出かけていた。5日後ぐらいに家に帰ったら戸が外れたり、壁がはがれてたりして、住めない状態でした。もう家は壊したんですけども、今は仮設に入ってます」と明かし、仮説住宅で避難生活を余儀なくされている。

 先導役は今夏の大会後に伝えられたといい、「(周りからは)『すごいな、そんなできる機会ないぞ』と言われました。うれしかったんですけども、自分でいいのかなとは思ってしまいましたね」と、率直な思いを吐露した。この日、開会式リハーサルを終え、「(甲子園の)土を踏んだの初めてなので、よかったです。(明日は)堂々とした行進をしたいです」と意気込んだ。

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