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【甲子園】掛川西・大石卓哉監督 初戦の日本航空と共通する合言葉は″泥臭い野球”…「粘っこい野球になると思う」

スポーツ報知 2024年8月6日 13時7分

 第106回全国高校野球選手権が7日に甲子園で開幕する。6日は開会式のリハーサルが行われ、26年ぶりに出場する掛川西(静岡)の大石卓哉監督は、第4日(10日)の第4試合で激突する日本航空(山梨)の豊泉啓介監督と対談を行った。両校ともに「泥臭い」野球を合言葉にするだけに、大石監督は試合展開を「粘っこい野球になるのではないか」と予想していた。

 公式戦対戦は一度もないが、掛川西の大石監督は4月の練習試合での日本航空の印象を「高校野球らしく泥臭く粘りのあるチームだと思った」と話した。日本航空は2年生左腕エース・高木秀人らを中心に守り勝つ野球を展開。投手陣の県大会5試合の防御率は0・45を誇る。また打撃では4番の小林幹汰二塁手(3年)をはじめとしたクリーンアップが脅威。だが警戒する選手について指揮官は「甲子園に出るチームなので、相手の全選手が注意すべき存在。ただ勝負は相手よりも自分たちのできる準備をしていくだけ。甲子園でその力を出せるか、だと思っています」。エースのサイド右腕・高橋郁真投手(3年)中心に県5試合1イニング複数失点ゼロとした堅守を武器とする自分たちの足元を固めていくことが最大の準備と考えていた。

 また初戦での鍵になる選手には、主将の山下陸人遊撃手(3年)の名を挙げた。「やはり初戦で頼りになるのは、精神的にも体力的にも優れている上級生。特にキャプテンの山下は入学から心折れることなくやり抜いてきた選手で、山下中心にチームを作り上げてきた」と全幅の信頼を寄せていた。

 〇…選手たちはこの日、開会式のリハーサルに参加した。旗手を務める主将の山下は「明日はこの舞台で大観衆の中で行進する。責任をもって、支えてくれた方々の思いも感じながら堂々と歩きたいと思った。また初めてユニホームで全チームと対面して身の引き締まる思いになりました」と聖地ならではの喜びをかみしめていた。

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