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大谷翔平34号&32盗塁で「40-40」へ前進…本塁打は「いいところで」、盗塁は「いけると思った時に」

スポーツ報知 2024年8月6日 13時56分

◆米大リーグ ドジャース5―3フィリーズ(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、本拠・フィリーズ戦に「1番・DH」で出場し、3試合ぶりの34号ソロを放ち、勝利に貢献した。

 4-3で迎えた8回先頭で、フィリーズの2番手左腕・バンクスと対戦。カウント1-0からの2球目のチェンジアップをフルスイング。ボールは左中間のフェンスギリギリに飛び込んだ。打球速度107・4マイル(約172・8キロ)、飛距離384フィート(約117・0メートル)、打球角度37度の当たりで、5-3と点差を広げた。

 「終盤だから1点でも多くとったほうがいい。そういう意味でいいホームランになった」と大谷。「もちろんホームランはいいところで打てればいい。盗塁は高い確率でいけると思った時にしっかりとできれば、勝利に貢献できる確率が高くなる。そこに集中してやりたい」と「40―40」、その先にある「45―45」を見据えて話した。

 3日(日本時間4日)には、MLB史上3位タイの出場108試合で30本30盗塁の「30―30」を達成した。メジャー史上5人しかいない「40―40」は十分に可能なペース。このアーチで、本塁打はあと6本。さらに一歩進んだ。

 5回1死での第3打席では右翼線を痛烈に破る二塁打で出塁。2死からは三盗に成功し、今季32盗塁とした。

 この日は「MVPトリオ」の一角、F・フリーマン内野手がチームに再合流し、3番・一塁でスタメンに名を連ねた。三男マックスくんが体調を崩して緊急入院し、難病ギラン・バレー症候群と診断された。フリーマンはチームを離れてICUに入った息子を看病していたが、前日に退院。この日球場に姿を見せた。チームが「MAX STRONG」とプリントされたTシャツを準備していたことを知ったフリーマンは感激の涙。「今日、何度も泣いてるが、最初に泣いたのがこのTシャツを見たときだった。ドジャースのサポートに感謝しかない」と話していた。第1打席では総立ちの拍手が長時間続き、試合が一時中断するほどだった。

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