Infoseek 楽天

東京五輪金の須崎優衣は連覇ならず 終了間際に逆転許し、初戦で敗れる大波乱「申し訳ない気持ちでいっぱいです」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月6日 18時36分

◆パリ五輪 第12日 ▽レスリング(6日、シャンドマルス・アリーナ)

 女子50キロ級で、東京五輪金メダリストの須崎優衣(キッツ)が初戦でビネシュ・ビネシュ(インド)に2-3で敗れるまさかの波乱があった。須崎は第1ピリオドからリードを奪い、2-0で終盤へ。だが、第2ピリオド終了間際に相手に倒され、逆転される。チャレンジを行ったが認められずに、まさかの初戦敗戦となった。歓喜の表情で手を上げるビネシュ。須崎はうつむいてマットを見つめた。

 レスリングは東京五輪金メダリスト男女5人のうち、今大会も代表となり連覇への挑戦権を手にしたのは須崎1人だけとなった。昨年12月に全日本選手権の会場で行われたセレモニーでは、「私自身、五輪は2回目の挑戦となります。パリ五輪で絶対2連覇を達成して、その次の五輪にもつなげていけるように頑張っていきたいと思います」と連続金メダルへの思いも口にしていた。

 さらに「東京、パリ、(28年)ロサンゼルス、そしてその次(32年ブリスベン)のオリンピックまで金メダルを獲得したいっていうのが、私の今の大きな夢。日本には伊調(馨)さんだったり、吉田沙保里さんのような偉大な先輩たちがたくさんいて、ずっと私の憧れだった。東京五輪の前から夢を持っていた」と、五輪4連覇の目標も掲げていたが、思わぬ形となった。

 ◆須崎 優衣(すさき・ゆい)1999年6月30日、千葉・松戸市生まれ。父の影響で6歳からレスリングを始める。中学2年からJOCエリートアカデミーで腕を磨き、早大を経て、22年4月にキッツ入社。世界選手権は2017、18、22、23年優勝。22年はU23でも優勝。武器は高速タックル。153センチ。家族は両親と姉。

この記事の関連ニュース