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池江璃花子が帰国「自分の可能性を信じ続けて4年後に向け再始動できたら」 レース後に医務室運ばれるも元気な姿

スポーツ報知 2024年8月6日 16時21分

 パリ五輪に出場した競泳女子日本代表の池江璃花子(横浜ゴム)が6日、羽田空港着の航空機で帰国した。現地時間の4日に行われた女子400メートルメドレーリレー決勝のレース後に医務室に運ばれたが、空港の到着ロビーでファンの声援を浴びると笑顔を浮かべ、元気な姿を見せた。

 3大会連続出場となった池江は、今回は個人として出場した100メートルバタフライは準決勝敗退となったが、リレーでは2種目でアンカーの自由形を務め、決勝進出に貢献した。「1発目に個人のバタフライがあって、レース直後のインタビューでは自分の感情も整理できていなかった」と当時の心境を語った。続けて「去年よりは少なくとも成長してると思えた部分もありました。もちろん五輪で結果を出すのはすごく大事だとは思いますが、今後の糧というか、自分が成長していくための経験として捉えるようにしました。リレーに関しては、自分の中での復帰後の最速タイムを何本か出すことができていたので、そこに関してはすごく自分の中で成長を感じられるレースではありました」と前向きに振り返った。

 帰国時はもちろん、パリでも大きな声援を浴び「日本に帰ってきてからもそうですが、やっぱり現地でたくさんの日本人の方が、わざわざ足を運んで応援に来てくださってたっていうのは、ものすごくうれしかったです。会場で入場した時、日本の国旗がたくさん見えると安心する材料でもあったので、そこに関してはすごく救われた部分もあります」と池江。「結果はあまり良くなかったですが、温かく迎えてくださってすごくうれしいです」と頭を下げた。

 今後に向けては「100メートルのバタフライで戦いたい気持ちはあるんですが、来年の世界選手権は50メートルのバタフライもあります。そろそろ世界のメダルを短距離からでも意識し始めてもいいんじゃないかなというトレーニングはずっとしてきました。苦しいトレーニングをしてきた分、結果が出なかったのはすごく悔しいですが、自分の可能性をこれからも信じ続けてトレーニングを積んでいけば結果にはなると思うので、諦めずにまた4年後に向けて再始動できたらなと思います」と先に目を向けた。またレースの予定については「(9月に佐賀で開催される)国体は出るつもりです。それ以降はまだ決めてないです」と話した。

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