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【巨人】球団ワースト16度目の完封負けで広島とのゲーム差「2」 山崎伊織は今季最多5失点で降板

スポーツ報知 2024年8月6日 20時46分

◆JERA セ・リーグ 巨人0―5広島(6日・東京ドーム)

 広島との首位攻防戦で今季16度目完封負けを喫し、ゲーム差は「2」となった。1回に1点を先制された先発の山崎伊織投手は、5回にも2点を失い、6回には2者連続被弾で今季ワーストの5失点で降板となった。打線は広島の先発・アドゥワ誠投手に3安打でプロ初完封を許した。16度目の完封負けは1947年、2015年、23年の15回を超えて球団ワースト。

 山崎伊は1回、1番から5番まで左打者をずらりと並べた広島打線に1回、先頭の秋山翔吾外野手に左中間二塁打を打たれ、送りバントと野間峻祥外野手への死球で1死一、三塁のピンチ。4番・小園海斗内野手に右前タイムリーを打たれ、1点を奪われた。

 2回、3回、4回と3者凡退に抑えていた山崎伊だったが5回に追加点を許した。先頭の菊池涼介内野手を四球で歩かせ、林晃汰内野手には右前打、アドゥワ誠投手の送りバントで1死一、二塁とされ、秋山の打球は山崎伊がグラブに当てて止め、岸田行倫捕手に送球したが、オールセーフとなり(記録は投手内野安打)1死満塁。矢野雅哉内野手は一ゴロに抑えたが、野間には、ファウルで粘られ11球目を右前に2点適時打され、痛い2点を追加された。

 打線はアドゥワに4回まで無安打。5回1死から坂本勇人内野手が左前にチーム初ヒットを放ったが、無得点に抑えられた。

 山崎伊は6回に痛恨の連続被弾。先頭の坂倉将吾捕手に初球のスライダーを右翼スタンドに6号ソロ本塁打を打たれると、この日1軍に復帰した末包昇大外野手にも初球のストレートを左翼スタンドに運ばれる7号ソロを浴び、2球で2点を追加された。山崎伊は7回の打席で代打を送られ、6回8安打5失点と今季最多失点で降板となった。

 5点を追うことになった巨人は6回、山崎伊の代打・中山礼都内野手がチーム2本目のヒットとなる中前打で出塁。丸佳浩外野手も中前打で続き、2死から岡本和真内野手が四球を選んで満塁としたが、大城卓三捕手は二ゴロに打ち取られ、得点できなかった。7回は3者凡退、8回は四球の走者を出したが併殺で3人で攻撃を終わり、9回はクリーンアップが3者凡退に抑えられ、アドゥワにプロ初完封された。

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