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【ボーイズリーグ】堺中央ボーイズ、接戦制し決勝進出!手堅い送りバントで好投手を攻略

スポーツ報知 2024年8月6日 19時4分

◆エイジェックカップ第55回日本少年野球選手権大会 ▽小学生の部・準決勝 堺中央ボーイズ(滋賀県・京都府・大阪阪南・和歌山県支部) 3―2 大阪都島ボーイズ(大阪北支部)(8月6日・荒本青少年運動広場)

 堺中央ボーイズが1点差の接戦をモノにして、決勝進出を決めた。

 勝負を分けたのは、送りバントだった。大阪都島の先発は、4日の準々決勝で1失点完投勝利を収めた好投手・大塚。高曽監督は「そんなに点は取れない。そこは、みんなが分かっていました。普段は、あまり送りバントをさせないし、サインも出さないのですが。そうでないと勝てないので」と試合後に〝攻略法〟の一端を明かした。

 2点を追う3回。相手失策で先頭・市山が出塁した。9番・宇都宮はバント。これが幸運にも内野安打となり、一、二塁と好機が広がった。続く奥井がきっちりと送りバントを決めて1死二、三塁とし、宮村主将が左前にはじき返す2点打。「(走者を)全員返す気持ちでした。狙っていたスローボールで、外寄りの甘い球。いい結果になったし、流れもこっちに来て良かったです」というキャプテンの一打で追いついた。

 4回は1死から市山が二塁打。再び、宇都宮がバットを寝かせて、うまく転がした。2死としてでも三塁へ走者を進塁。これが、結果的にはまった。次打者の場面でバッテリーエラーが出て、三塁走者が勝ち越しの生還。これが決勝点となった。

 指揮官は「普段やれへんのに、よう決めました」としてやったりの表情で、子供たちをたたえた。2回以降、得点を許さなかった先発・市山、5回2死から救援した平岡、金澤の救援2人。そして、3投手を無失策の好守でもり立てた野手陣が、緊迫した投手戦での勝利を支えた。

◇両チームスタメン

【大阪都島】

1 二 山内

2 中 福田

3 捕 松岡

4 投 大塚

5 三 西本

6 一 古賀

7 左 影山

8 遊 岸本

9 右 深野

【堺中央】

1 三 奥井

2 捕 宮村

3 右 児玉

4 遊 金澤

5 一 梅津

6 左 瀬戸山

7 二 青山

8 投 市山

9 中 宇都宮

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