◆エイジェックカップ第55回日本少年野球選手権大会 ▽小学生の部・準決勝 広島安佐ボーイズ(広島県・山陰支部) 6―5 大阪堀江ボーイズ(大阪南支部)=5回時間切れ=(8月6日・荒本青少年運動広場)
広島安佐ボーイズが、5回時間切れのゲームを1点差で逃げ切った。準々決勝は最終6回に4点リードを追いつかれ、その裏に勝ち越してサヨナラ決着。2試合連続最少得点差で勝ちきる勝負強さを発揮して、準優勝だった昨夏に続く決勝進出を決めた。
セミファイナルも苦しめられた。初回に5番・新山の2点打で先制。一時逆転を許した2回は、1番・荒谷の2点二塁打などで3得点して、ひっくり返した。しかし、ここまでの2試合で計22得点と、強打で勝ち上がってきた相手もしぶとい。3回に2失点して、試合は振り出しに戻った。
直後の攻撃で、先頭の新山が右翼越え三塁打。柿木の四球後、7番・石丸が中堅へ打ち上げた飛球が犠飛となり、新山が決勝点となるホームを踏んだ。後藤主将は「今日はみんな(打席で)前にポイントを置いて、いい感じでした」と6得点に手応え。紙田監督は「前回(準々決勝)も1点差。緊張感のある試合をできて、良かったです。追われる展開で苦しかったんですが。よく守ってくれました」とナインをたたえた。
◇両チームスタメン
【大阪堀江】
1 遊 中西
2 投 藤本
3 左 金
4 捕 青山
5 三 清田
6 一 田之脇
7 二 新井
8 中 山口
9 右 橋本
【広島安佐】
1 投 新谷
2 捕 後藤
3 三 大濱俊
4 二 宮地
5 左 新山
6 中 柿木
7 一 石丸
8 右 芳賀愛
9 遊 田村