創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第70回は菅野智之。
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現在エースナンバー18を背負う菅野智之の登場だ。
1989年10月11日、原辰徳(前巨人監督)の甥(妹の長男)で神奈川県出身。
東海大相模から東海大。2011年、日本ハムの指名を拒否し浪人。翌12年、ドラフト1位で入団。
1年目は13勝6敗、防御率3・12の好成績でリーグVに貢献。新人王はヤクルト・小川泰弘に譲るが新人特別賞を受ける。
14年は初めて開幕投手となり最優秀防御率(2・33)を獲得する。このタイトルは16年から3年連続受賞で、これは稲尾和久以来60年ぶりの快挙だった。計4度はセ記録。
開幕投手は14~16、18~22年と合計8度、巨人で最多の回数を誇る。
17年は3試合連続完封勝利を挙げるなど17勝で最多勝。18、20年にも同タイトルに輝いた。選手会長になった18年にも3試合連続完封をマーク。
18年10月14日、CS第1ステージの第2戦(対ヤクルト・神宮)ではポストシーズン初のノーヒットノーランも達成。17、18年は沢村賞も獲得。19年から背番号が18に。20年にはプロ野球新記録の開幕投手として13連勝。14年に続くMVPとなった。