パリ五輪の柔道日本代表選手団が6日、羽田空港着の航空機で帰国した。到着ロビーに姿を現すと、集まったファンから温かい拍手が巻き起こった。今大会は男子が金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個。女子が金メダルと銅メダルを1個ずつ。混合団体では銀メダルを獲得した。
阿部詩(パーク24)は女子52キロ級で2021年東京五輪に続く連覇を目指したが、2回戦敗退。目標には届かなかった。「東京からの3年間、やっと一区切り着いたかなというふうに帰ってきて感じました」と現在の心境を明かした。
28年のロス五輪では、今大会の男子66キロ級で2連覇を果たした兄・一二三(パーク24)と、東京五輪に続くきょうだい金メダルを目指す。詩は「今回はすごく悔しい五輪だったのですが、また必ずロスの舞台でリベンジしたいと思っています」と力を込めた。