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スケボー東京五輪女王の四十住さくらがまさかの予選敗退 自身のラン終え「人の失敗は祈りたくない」と待つも…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月6日 22時17分

◆パリ五輪 第12日 ▽スケートボード女子パーク予選(6日、コンコルド広場)

 【パリ(6日)=手島 莉子】2021年東京五輪金メダリストの四十住さくら(第一生命保険)が予選上位8人による決勝進出を逃した。1組目に出場し、自身の3回のランを終えて、79・70点の暫定4位。2回目に転倒し20・04点、3回目も9・33点と伸ばせなかった。最終組までの結果を待ったが、ライバルたちに抜かれた。

 ランを終えた直後は「めっちゃ2連覇しようと思ってきたので、ワン、ツー、スリーの中にいたかったんですけど…。最後まであきらめずに、でも、人の失敗は祈りたくないので。でも、決勝には行きたいので、ちょっと変な気持ちになっちゃうんですけど、行けるように祈ります」と話し、「1本目は乗れたんですけど、そこからもうちょっと上げようと思ってミスしてしまった。点数は高くないんですけど、まだ可能性はあるので、応援しながら見ようと思います。」と見守った。

 21年東京五輪で金メダリストになり、パリ五輪での2連覇も期待されていた四十住。昨年、右膝後十字じん帯断裂の大けがを負ったが諦めず、今年5月の五輪予選では代表入りを大きく近づける3位。2大会連続の五輪切符を、強い気持ちでつかんでいた。

 ◆四十住 さくら(よそずみ・さくら)2002年3月15日、和歌山・岩出市出身。22歳。岩出小6年時からスケボーを始める。岩出中1年時に初出場したSSGカップ(神戸)で、レディース部門2位。16、17年の全日本アマレディース部門(ストリート)で2連覇。その後パークに軸足を移し、18年には日本選手権、アジア大会、世界選手権の3大会を制した。21年東京五輪、22年Xゲーム千葉大会で金メダル獲得。

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