パリ五輪の柔道日本代表選手団が6日、羽田空港着の航空機で帰国した。到着ロビーに姿を現すと、集まったファンから温かい拍手が巻き起こった。今大会は男子が金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個。女子が金メダルと銅メダルを1個ずつ。混合団体では銀メダルを獲得した。
女子78キロ級に出場した高山莉加(三井住友海上)は、地元・宮崎県へのメッセージを求められ「個人戦では悔しい思いをして、団体戦では銀メダルを取ることができました。本当にまたすぐに宮崎に帰るので…」とスムーズに話し出した。
だが“異変”が起こったのは次の瞬間。「温かく」と言いたいところだったが、「あたたか…、あたたた…、すいません」と何度もチャレンジするも、なかなか言い切れず。代表選手の仲間から笑いが漏れる中、高山は最後に諦めて「優しく声をかけていただけたらありがたいです」とまさかの“撤退”。会見場は爆笑に包まれていた。