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レスリング日下尚がグレコ77級で決勝進出 名前の由来は高橋尚子さん「しっかり優勝して由来を追いたい」…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月7日 1時46分

◆パリ五輪 第12日 ▽レスリング(6日、シャンドマルス・アリーナ)

 レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級準決勝で、初出場の日下尚(三恵海運)がマルハス・アモヤン(アルメニア)に3―1で勝利し決勝に進出。メダルを確定させた。この階級では日本勢で初めて世界ランキング1位となり、第1シードとして臨んでいる23歳が快進撃を続けている。

 試合後、日下は中継インタビューに以下のように答えた。

 ―決勝進出の心境。

 「本当は自分の目標は決勝(で勝つこと)なので、うれしくないと言いたいところですけど、正直めちゃくちゃうれしい」

 ―持ち味の前に出るレスリングを初戦から見せている。

 「もう、前に出るレスリングでしか自分は勝負できないんですけど、このスタイルめちゃくちゃきつくて、さっき(の試合)も残り2分くらいマジできつかったですけど、今まできつい練習を五輪のために乗り越えてきたので、もうそこは気持ちで踏ん張りました」

 ―明日は金メダルをかけた決勝。

 「もう金メダルしか見ていない。銀だと日本に帰れないので。大応援団も来てくれていますし、しっかり切り替えて相手の研究して明日に備えたい。自分の名前は尚(なお)。(シドニー五輪女子マラソン金メダリストの)高橋尚子さんにちなんで付けてもらった名前で、しっかり優勝して自分の名前の由来(である人が取った金メダル)を追いたいと思います」

 ◆日下 尚(くさか・なお)2000年11月28日、香川・高松市生まれ。23歳。3歳でレスリングを始め、高松北高、日体大を経て、23年4月に三恵海運入社。19年明治杯全日本選抜選手権の72キロ級でグレコ史上最年少の18歳6か月19日で優勝。20年末から77キロ級に上げ、22年にU23世界選手権3位。23年世界選手権3位。24年アジア選手権優勝。172センチ。家族は両親と弟2人、妹。

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