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早田ひな、負傷した左腕は回復傾向「できること増えている」女子団体で勝利に貢献…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月7日 6時42分

◆パリ五輪第12日 ▽卓球 団体戦(6日、パリ南アリーナ)

 女子準々決勝が行われ、世界ランク2位で第2シード・早田ひな、平野美宇、張本美和で臨んだ日本は、同13位のタイを3―0で退け、準決勝に進んだ。4大会連続のメダル獲得に王手をかけた。2012年ロンドン五輪の銀メダル(石川佳純、福原愛、平野早矢香)、16年リオデジャネイロ五輪の銅(石川佳純、福原愛、伊藤美誠)、21年東京五輪の銀(伊藤美誠、石川佳純、平野美宇)に続くメダルをかけ、9日の準決勝は、ドイツとインド(8日)の勝者と対戦する。

 第1試合のダブルスは、早田、平野組が、ダブルスの世界ランク8位のスタシニ・サウェタブット、オラワン・パラナン組を3―0のストレートで下した。早田は「チャレンジャーの気持ちで試合をすることができて、昨日(の初戦)より戦術や動きも良くなった。すごい、いい試合ができたと思います」ととうなずいた。

 3日に3位決定戦が行われたシングルス戦前に左腕を負傷した。5日から始まった団体戦もテーピングを施し、痛みが出ないフォアハンド中心の攻防を見せてきた。相方の平野がうまくコースをつき、早田がフォアで決めてきた。そんな中、2―0の第3ゲームでは9―5から相手のサーブに対し、狙いすましたようにチキータレシーブを浴びせた。「やってみたい気持ちがあったので、1回やってみて。そこはあまり気にならなかった。1つの武器としてまた明日から使えるかな。できることがまた1つ増えて、やっぱ卓球って楽しいって改めて思いました」と笑顔も見せた。

 悲願の金メダルまであと2勝。準決勝は1日あいて9日に行われる。「腕がどんな状態であれ、目指すところは3人とも金メダルというところには変わりはない。本当に頼もしいの一言。自分のできることは最大限やっていきます」と力を込めた。

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