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スケボー銅の宮崎生まれ16歳、28年ロス五輪は「サーフィンも」二刀流宣言…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月7日 7時18分

◆パリ五輪 第12日 ▽スケートボード女子パーク決勝(6日、コンコルド広場)

 アリサ・トルー(オーストラリア)が最終3本目に93・18点をマークして逆転金メダルを獲得した。開心那(WHYDAH GROUP)が2大会連続の銀、スカイ・ブラウン(英国)も2大会連続銅となった。ブラウンはメダリスト会見で「28年ロサンゼルス五輪では金メダルをチームにもたらしたいし、できるならサーフィンとスケートボード、両方で出場したい」と二刀流宣言をした。

 英国人と日本人の母を持つ16歳は、宮崎・高鍋町で生まれ宮崎の小、中学校を卒業した。2020年5月に頭がい骨や左腕を骨折する重傷を負ったが、東京五輪では英国史上最年少となる13歳28日で銅メダルを獲得。身長が10センチ以上伸びて臨んだ今回は、5月に右膝前十字じん帯断裂の大けがを負い、パリ入り直前に肩を脱臼と万全ではなかったが、再び表彰台に立った。

 サーフィンは幼少期から親しみ、今回も五輪出場を狙っていた。今年1月は20歳以下の世界一を決める大会に出場し、2月には五輪最終予選を兼ねたワールドゲームズ(世界選手権相当)に挑戦。フォロワー137万人超のインスタグラムでもサーフィン、スケートボード両方を楽しむ様子を投稿している。

 今大会のサーフィン競技はパリから約1万5000キロ離れたタヒチでの開催で、両立は現実的ではなかった。現在米カリフォルニア州在住で、28年五輪は“地元”ロサンゼルスでの開催。夢が現実になる可能性は十分にある。

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