全日本プロレスは５日、都内で１７日に東京・立川のアリーナ立川立飛大会で対戦する三冠ヘビー級王者の安齊勇馬と挑戦者・青柳優馬の記者会見を行った。
８・３仙台サンプラザホール大会で斉藤レイを破り５度目の防衛に成功した安齊勇馬。Ｖ６戦は、７・２０後楽園ホール大会で綾部蓮との挑戦者決定戦を制した青柳を迎え撃つ。
会見で昨年１１月に中嶋勝彦に敗れて以来の王座奪還を目指す青柳は「最近の全日本プロレスを見てると、とにかく若手だったり新時代と呼ばれている選手たちの活躍がとても目覚ましくて、僕なんかが頑張る必要はないんじゃないかなっていうくらいの雰囲気をすごく感じるんですよ。ただ、それでも僕のことを応援してくれるファンの方もいらっしゃるので、その人たちのためにこのベルトを獲って、全日本プロレスの一番になりたいと思います。応援よろしくお願いします」と決意表明した。
安齊は「今までデビューしてからたくさんの人と戦ってきたんですけど、青柳さんとはまだ一度もシングルマッチをしたことがなくて、初めてのシングルマッチがこの三冠というベルトをかけた舞台での戦いになるっていうことに対して、本当にワクワクしています。今までは、負けたくないとか、この人に勝ちたいっていう思いで臨む試合がほとんどだったんですけど、今回はこの人に認められたいっていうか、この人を超えたいっていう思いが一番強い対戦相手であり、人なのでいままで以上に頑張りたいと思います。そして、いままでこの三冠のベルトを獲ってから、自分の腰にベルトを巻いていないのですが、青柳さんに勝って、勝つことで、胸を張って自分の腰にこのベルトを巻きたいと思います」と明かした。
さらに青柳について「僕が全日本に入団したきっかけは諏訪魔さんからのスカウトなんですが、入ってから腕立ての１回から受け身の全てまで教わったのは青柳さんなんで。そういう面で本当に一番認められたい、超えたいっていう思いがある人です。なので、この試合は本当に勝ちたいです」と恩返しの防衛を誓っていた。