◆第106回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 有田工6―10滋賀学園(7日・甲子園)
2年ぶり3度目の出場となる有田工が滋賀学園との開幕戦に臨み、6―10で敗れた。
エース左腕・石永煌希(3年)は初回に3点を失うも、その後は粘りの投球で7回まで4失点。しかし、8回に安打と2つの失策から無死満塁にしたところで降板。バトンを受けた1年生左腕・田中来空が逆転を許した。試合を通して7失策と自慢の守備でミスが目立った。梅崎信司監督(44)は「一番やってきたこと。ここまで守備の乱れが出るのは非常に悔しい」と振り返った。
打線は佐賀大会で無安打だった主将・前田壮梧遊撃手(3年)が2安打を放つなど13安打6得点。9回に2点を返すも及ばなかった。
梅崎監督が聖地で指揮を執るのは2022年のセンバツ、同年の夏、今大会と3度目だが、初勝利とはならなかった。この日スタメン9人のうち5人が2年生。「2年生はだいぶ悔しかったと思う。なんとか次につなげてほしい」と今後に期待した。