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レスリング女子 研究されていた尾崎、戦略にはまった須崎 金城梨紗子さん評論…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月7日 15時33分

◆パリ五輪 レスリンス女子(6日・シャンドマルス・アリーナ)▽68キロ級3位決定戦 尾崎野乃香(慶大)3―0オポルドゥドゥ(ナイジェリア)  ▽50キロ級1回戦ビネシュ(インド)3―2須崎優衣(キッツ)   

 68キロ級で、尾崎が3位決定戦で快勝、銅メダルを獲得。50キロ級では2連覇を目指した須崎優衣が初戦で敗れる大波乱があった。16年リオデジャネイロ五輪63キロ級、21年東京五輪57キロ級金メダルの金城(旧姓川井)梨紗子さんが解説した。

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 尾崎選手が準々決勝で敗れたのは、階級を上げた影響より、外国の選手たちに研究されたことが大きかった。得意の攻撃パターンを調べ、作戦を練って向かってきていました。しかし、敗者復活戦、3位決定戦をよく勝ち切ったと思います。負けたあとに試合をするのは予想以上に不思議な感覚で、難しいものです。尾崎選手は、うまく気持ち切り替え、得意のスピードのあるタックルを生かした試合を展開しました。

 初戦で負けた須崎選手は、絶対的な強さがあり、対戦する選手は、その牙城を崩すのは簡単ではありません。勝つには、前半抑えて、最後の20秒で攻めて逃げ切る作戦しかなかったと思う。ビネシュ選手はその戦法で挑んできました。須崎選手もそれは分かっていながら、今まで対戦したことがない相手で、攻撃をちゅうちょしたのかも知れません。須崎選手はこのあと敗者復活戦、3位決定戦と納得のいく試合をしてほしいと思います。(16年リオデジャネイロ五輪63キロ級、21年東京五輪57キロ級金メダル)

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