◆ファーム練習試合 楽天―富士大(7日・森林どり泉)
日米通算200勝まであと3勝に迫っている楽天の田中将大投手が、3月20日イースタン・DeNA戦(横須賀)に先発して以来、140日ぶりの実戦復帰登板。打者7人を相手に1回22球を投げ、2安打2失点。最速は146キロだった。
初球から帽子が脱げる勢いで腕を振ったが、先頭を遊撃の失策、2番打者には四球、3番に左前打と連続で出塁を許し無死満塁。4番・渡辺悠に中前適時打を浴び、先制を許した。続く佐々木の中犠飛で1死。その後は左飛、右飛で打ち取ると、捕手・江川とグータッチしてベンチに戻った。
久しぶりの登板に「ほっとしましたね。ゲームレベルであれだけ腕振って投げられたこと自体が今季初めて。内容はバラバラでいいとは言えないけど、今日こういうステップを踏めたことは自分の中では大きな一歩にはなったと思います」と振り返った。
田中将はキャンプ1軍スタート。段階を踏み、2月24日の中日とのオープン戦(北谷)で実戦復帰。その後も登板を続け、最速146キロもマークしていた。2軍に合流した3月下旬からは体のメンテナンスを中心に調整。一度は4月中旬に2軍戦で実戦復帰登板の予定があったが白紙となっていた。