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町田のパリ五輪FW藤尾翔太「五輪は終わったこと」再開初戦で古巣C大阪相手に先発フル出場も無得点

スポーツ報知 2024年8月7日 22時44分

◆明治安田J1リーグ▽第25節 C大阪0―0町田(7日・ヨドコウ)

 町田のパリ五輪代表FW藤尾翔太が、J1リーグ再開初戦のC大阪戦で先発フル出場を果たした。4日に帰国、5日にチーム合流してわずか3日目でJのピッチに立ったが「五輪は終わったこと。忘れてJリーグに専念したい。燃え尽きていない。不完全燃焼だったので」という言葉通り、試合開始直後から攻守にアグレッシブなプレーを披露した。

 パリ五輪では初戦のパラグアイ戦で2ゴール。右MFとセンターFWを務め、攻守でチームに貢献した。Jリーグの再開初戦でさっそくピッチに立つと、立ち上がりから疲労などまったく感じさせず。2トップの一角としてハイプレスの先陣を切り、素早いプレスバックでボールを刈り取る場面も。また後半には相手のビルドアップを見極めてミドルプレスへと変更し、最前線からプレッシングをリードした。さらに終盤には右MFへと回り、CKから惜しい場面をつくるなど、最後までゴールを目指し続けた。

 対戦相手のC大阪はユース時代から育った古巣で、ともに五輪を戦った同期のDF西尾隆矢もこの試合で先発フル出場。「絶対ゴール決めたい、と思っていたんですけど、決められなくて悔しい。(西尾)隆矢ともそんな話をしました。(試合中には)おまえ、絶対決めさせヘんぞ、と言われました」と試合中からしのぎを削っていたことを明かした。

 この引き分けにより、勝利して2位に浮上した鹿島との勝ち点差は3に縮まった。「2位との差を広げていかないといけない状況。こういう難しい試合を勝てるチームが、優勝できるチームなので」と語り、勝ちきれなかった試合を反省し、次戦へと気持ちを切り替えていた。

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