俳優の市村正親が7日、5月に虚血性心不全のため死去した振付師・真島茂樹さんのお別れの会に参列した。
会場に設置された祭壇や、真島さんがかつて着用した衣装などに目を通した市村は「別れてないですね。非常に派手で(寂しさを)感じさせない人間なので、僕の中では亡くなってないですね」と気丈に振る舞った。
真島さんとは20歳の頃から55年間にわたる付き合いだったといい、「44歳くらいで同じ舞台に立つようになってお客さんの前で日の目を浴びた」としみじみ。お互いのことを「マジ」「お市の方」と呼び合っていたと明かし、「舞台上にはいつもマジがいて、その中で私もしっかり頑張る。マジの精神を受け継いで、『お市の芝居は良いな』と思ってもらえるように」と自らに言い聞かせていた。