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【巨人】次は中5日でも9回「行きます」に東京ドーム「戸郷!戸郷!」の大歓声 勝負の9連戦 8投手つぎ込んだ翌日に志願の118球完封

スポーツ報知 2024年8月8日 21時29分

◆JERA セ・リーグ 巨人5―0広島(8日・東京ドーム)

 これぞエース! 巨人の戸郷翔征投手が、広島・大瀬良投手との投げ合いを制し、見事な完封勝利で8勝目を挙げた。7回には今季初安打が貴重なタイムリーに。大黒柱が投打に大活躍し、首位との大一番に勝利した。

 戸郷は初回からテンポ良く3者凡退に抑えると、走者を出しても味方の好守にも助けられ7回まで4安打無失点の好投。すると7回裏に、打線がついにつながりモンテスの先制打で大瀬良からチーム今季初得点を奪った。さらに無死満塁となってから、戸郷の打席に。初球に食らいつくとライナーが左前で弾み、それをレフトの末包が後逸。今季初安打がタイムリーとなり、さらに相手の失策も絡んで一気に3点を追加した。打った右腕も一気に三塁へ。「走りすぎて、最後は足がつりそうになりましたけど、頑張りました」とお立ち台で笑顔を見せた。

 そして、8回も3者凡退で抑えてベンチに戻ると、阿部監督が戸郷のそばへ。「いや次、中5でいくので、どうするか聞きに行って。本人が行くと言ったので。それを尊重して。その話をしてました」次回は9連戦の最後となる14日の阪神戦へ中5日での登板が内定している右腕に対する、指揮官からの意思確認だった。

 そして自ら志願した9回のマウンドへ向かうエースに、スタンドから「戸郷! 戸郷!」の大歓声が降り注いだ。「ファンの方の声援のおかげで投げ切ることができました」と9回118球を投げ切った。

 この夜は勝負の9連戦の3戦目。前夜(7日)は4時間30分の死闘で8投手をつぎ込みドロー。そんな中継ぎ陣の負担を知るからこそー。エースの責任感が生んだ完封劇だった。

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