Infoseek 楽天

【巨人】防御率1・59&奪三振率10・06 21年ドラ2左腕に覚醒気配…2軍ヤクルト戦

スポーツ報知 2024年8月8日 17時8分

◆イースタン・リーグ ヤクルト3―5巨人(8日・戸田)

 巨人の山田龍聖投手が、見事な火消しで勝利を呼び込んだ。

 3点リードの7回に先発・赤星が同点に追いつかれ、なお1死二塁のピンチで登板し、鈴木をフルカウントから内角高めの145キロで空振り三振。続く西村には9球粘られたが、最後は外角低めにスライダーを投げ込んで連続三振に仕留めた。8回の攻撃で味方が勝ち越したため、今季2勝目をつかみ「逆転の走者だったので、とにかく二塁走者をかえさないことを意識して投げた。いま桑田監督、山口コーチ、大竹コーチと練習しているカーブで(西村に対して)2ストライクに持っていけたことが、その後の投球につながったので良かった」と振り返った。

 21年ドラフト2位で入団したが、昨季は左肩を痛めるなどここまで1軍出場はなし。しかし今季は直球に持ち前の球威が戻るとチェンジアップの制球も安定し、2軍で19試合に登板して防御率1・59、17イニングで19三振を奪い、奪三振率10・06と高い数値をマーク。3年目での初昇格へ向けて「1回も1軍に上がれていないので、悔しいシーズンが続いている。なんとか1軍にいって、自分もいるんだぞと示したい」と力を込めた。

 ◇山田 龍聖(やまだ・りゅうせい)2000年9月7日、富山県生まれ。23歳。高岡商では2年春夏、3年夏の甲子園に出場。3年夏は16強。高校日本代表にも選ばれ、JR東日本入り。21年ドラフト2位で巨人入団。183センチ、82キロ。左投左打。

この記事の関連ニュース