◆イースタン・リーグ ヤクルト―巨人(8日・戸田)
巨人の赤星優志投手が、イースタン・ヤクルト戦で2軍降格後初登板。6回1/3を投げて6安打3失点、1奪三振で最速は152キロだった。
6回までは3つの併殺を奪うなど無失点の快投。しかし7回に無死一、二塁のピンチを招き、橋本に右翼線への適時二塁打、続く浜田にも中前適時打を浴びて2失点。さらに無死一、三塁から北村恵に中犠飛を許して同点とされ、降板となった。
試合後、桑田2軍監督は「すばらしいボールを投げるし、さすがだなっていうボールもいっぱいあった」と評価しつつ、「やっぱり勝負どころ、流れを読むのが苦手だと思う」と指摘。2点リードで勝利投手の権利がかかる5回の先頭に四球を与えた場面を例に挙げ、「試合の流れ、ポイントというのものがある。勝てるピッチャーのボールは持っているから、試合の流れを読みながら、ギアを上げることを覚えていくと勝てる投手になるんじゃないかなと思う」と苦境打破へのヒントを授けた。
赤星は2日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発するも、6回3失点で今季7敗目を喫して杉内俊哉投手チーフコーチが試合後に抹消を明言した。3日に出場選手登録を抹消され、4日から2軍練習に合流していた。