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オープンウォーター 初出場の蝦名愛梨は13位 セーヌ川でのレースにも「水質のことは頭になく、いつも通り」

スポーツ報知 2024年8月8日 17時51分

◆パリ五輪 第14日 ▽オープンウォータースイミング(OWS)(8日・セーヌ川)

 OWSの女子10キロが行われ、初出場の蝦名(えびな)愛梨(22)=自衛隊=は、2時間6分17秒7で13位。女子では初の入賞を逃したが「最後バテて、抜かされたところが悔しいけど、初めての五輪は楽しく泳げた。すごい満足はしている」と、笑顔で振り返った。

 序盤から先頭集団につき、4キロ地点では3位と積極的にレースを運んだ蝦名。パリのセーヌ川を往復したレースは、行きが下流へ、帰りが上流に泳いだ。選手は行きは流れを利用して川の中央で、帰りは端っこを泳いで向かい波を避けてレース。蝦名も「行きはビート板の様に、ロングストロークでゆっくり。帰りはピッチをあげてできるだけ(水を)かかないようにしていた。前半の5キロくらいで腕がパンパンだった」とタフなレースを振り返った。

 水質問題に揺れるセーヌ川では、前日7日に初練習。「胃腸炎にはなりやすい」と笑いつつ「全然問題なく、明日(8日)もいけるなと。(朝起きた時も)元気でした」と蝦名。濁った水は気になったようだが「レース中は集中してて。水質のことは頭になく、いつも通り泳いでいました」と、10キロに神経を注いでいた。

 初の五輪を終えて「こんなに大勢の人たちに囲まれて泳げたことは、初めてなので緊張していた。まだまだ成長できる点が一杯あるので、またこれから頑張りたい」と語った。28年ロス五輪に向けては、競泳とのダブル出場を目指し「競泳とオープンウォーター、二刀流と言われるように頑張りたい」と力強く宣言した。

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