◆ＪＥＲＡセ・リーグ ヤクルト３―６阪神（８日・神宮）
阪神が逆転勝利で神宮での連敗を「５」で止め、同一カード３連戦３連敗を阻止した。森下が２年連続１０号を含む３安打３打点と躍動。負の流れを変えた。
１点ビハインドの４回。先頭の森下は吉村のカーブを狙い澄ましたかのように振り抜き、左翼ポール際に運んだ。３日のＤｅＮＡ戦（横浜）以来、４試合ぶりの１０号ソロ。「先頭打者でしたし、とにかく出塁してチャンスメイクをして後ろにつなぐ気持ちでした。しっかりと捉えられましたし、いい角度で上がってくれて、ホームランになって良かったです」と話した。
なお続く１死三塁で前川が勝ち越しの左前適時打。「追い込まれてからでしたが、うまく打つことができました。（佐藤）テルさんと大山さんがいい形でつないでくれたので、どんな形でもランナーをかえすことができて良かったです」と振り返った。５回には４安打２四球で一挙４得点。森下、佐藤輝、大山のクリーンアップ全員打点で吉村を攻略し、虎党を沸かせた。
先発のビーズリーは、先発では来日初となった神宮のマウンドに仁王立ち。２回に先取点を奪われたが、４回以降はテンポの良い投球でヤクルト打線を完璧に封じた。今季６勝目。６日はサヨナラ負け、７日は５回降雨コールドと後味が悪い試合が続いていたが、７回４安打１失点の好投でまた上昇気流を呼び込んだ。