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三浦龍司 2大会連続入賞 「本当に手応えがありました」納得の8位

スポーツ報知 2024年8月8日 23時0分

◆パリ五輪 第13日 ▽陸上(7日、フランス競技場)

 全力を出し切った。入賞ラインの8番手でフィニッシュラインを越えた三浦は「“サンショー”(3000メートル障害の略称)の面白さ、難しさ、全てが詰まったレース。すごく楽しかった」と充実感をにじませた。実力を示す、圧巻の2大会連続入賞。「粘ることもできましたし、ラストの競り合いも辛抱強くいられた。本当に手応えがありました」。特殊種目を極めた男が、夜明け前の日本を沸かせた。

 自然あふれた環境が、三浦の基盤だ。島根・浜田市出身の22歳。幼い頃から遊び場は山、川、海で「木にも登ったりしていました。周りが全部山だったので」と野性児だった当時を振り返る。「体を動かす環境においては、ド田舎ほど優れているところはない。僕の体をつくっている」と抜群のバネや自在に体を操る能力、スタミナは、知らず知らずのうちに身についた。

 1周4個の障害と、水濠(ごう)を越える“サンショー”。第一印象は「なんだそりゃ」と思っていたが、京都・洛南高で始めると「楽しい」という感覚が一番だった。極めれば極めるほど、タイムや成績にもつながり「モチベーションがどんどん高まっていく」と三浦。入賞では、もう満足できない。「さらに上のところで勝負できる選手になりたい」と花の都から、また新たな挑戦を始める。

(手島 莉子)

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