パリ五輪に出場した体操の日本代表が８日、羽田空港着の航空機で帰国し、記者会見を行った。初出場で団体総合、個人総合、種目別鉄棒の３冠に輝いた岡慎之助（徳洲会）は「チームで団体金メダルを目指してやってきて、結果的に獲得できたので本当にうれしいです」と充実の表情を浮かべた。岡は種目別平行棒でも銅で、合計で４個のメダルを獲得した。
３種目制覇は日本勢では５２年ぶりの快挙だった。ただ岡自身は「あまり知らなくて…。でも結果として出たのでうれしい気持ちはたくさんあります」と笑顔を見せた。「鉄棒の金メダルより平行棒の銅メダルの方がうれしい気持ちもあって」と意外な心境も告白。その理由を「平行棒は本当に自分らしい演技ができたので、そこがすごいよかったなって思っています」と明かした。
２０２８年のロス五輪では団体総合、個人総合ともに２連覇がかかる。追われる立場になるが「本当にこれからも、ずっと連覇を続けていって、常に勝ち続けけられるような選手になっていきたいと思っています」と力強く誓った。