◆JERAセリーグ 巨人5―0広島(8日・東京ドーム)
広島は、今季16度目の完封負けを喫し、今季最長の連勝は7でストップした。今季ともに無安打無得点を達成した巨人・戸郷との投手戦で、大瀬良が我慢比べに負けた。7回無死一、二塁からモンテスの適時二塁打で均衡を破られ、さらに無死満塁から9番・戸郷の左前打に末包の後逸も重なって走者3人が一気に生還。結果的に7回途中5失点(自責2)で2敗目。首位攻防を1勝1敗1分けで終え、3連戦前と変わらず2位・巨人に1ゲーム差。9日から3位・阪神3連戦(京セラD)に臨む。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―大瀬良投手は粘りながらも
「立ち上がりからいいボールがいっていたと思いますよ。大地だって点を取られるときだってあるわけなので」
―攻撃は少ないチャンスで機動力を絡めようと試みた
「もちろん」
―3回はエンドランを外されて秋山が二盗失敗
「あのケースね。(保守の)大城の動きをみて、なるほどなと思いました」
―戸郷投手について
「立ち上がりから飛ばしているように見えた。いい投手にいいピッチングをされた。しっかり切り替えて、明日また臨みたいです」
―足を絡めた攻撃に加え、1点を先制された直後の無死二、三塁からの申告敬遠は1点勝負と判断してか
「今日の戸郷の出来を見ると、あの時点で1―0でしょう。一塁ベース空いてます、立岡です。戸郷は絶対に代わらないと思ったので、ダミーでチョーさん(長野)が(ネクストに)立っていたのかな。今日の戸郷を見たら代わらないと思ったので、次の1点を取られたら厳しいと判断したので、守りやすい布陣をとりたかったので(申告敬遠で)埋めました」
―適時打に絡んだ末包選手の守備については
「何とか(しよう)と思っている中で起きたプレー。本人が分かっていると思う。あえてここで言うことではないと思います」
―9連戦を1勝1敗1分けでスタートした
「ビジターでみんなよく頑張ったカードだと思いますし、いい野球できていると思う。(9連戦は)残り6つ試合があるので、またしっかり明日に備えたいです」