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レスリング・須崎優衣「この銅メダルがあって良かったと思える日がくるまで、頑張り続ける」28年ロス、32年ブリスベン五輪連覇へ決意

スポーツ報知 2024年8月8日 21時46分

◆パリ五輪 第14日(8日)

 レスリング女子50キロ級で銅メダルを獲得した須崎優衣(キッツ)が3位決定戦から一夜明け、パリ市内でメダリスト会見に臨んだ。

 悔しさの詰まった銅メダルには必ず意味がある。6日の初戦でビネシュ(インド)に2―3で敗れ、五輪連覇の夢は破れた。だが、そこからはい上がり、7日のリバチ(ウクライナ)との3位決定戦を制し、2大会連続のメダルは手にした。表彰式では銅メダルをしばし見つめた。「本当に金メダルが欲しかったなという気持ちで見ていました。でもこの銅メダルがあって良かったと思える日がくるまで、また頑張り続けようと改めて強く思って。4年後のロサンゼルス、8年後のブリスベンで、あと2回オリンピックチャンピオンになって、この銅メダルが価値のあるメダルにしたいなと思いました」。

 初戦敗退後は失意のあまり涙が止まらなかった。スマートフォンを手に取ると、たくさんの激励のメッセージが目に入った。「1日目は皆さんのメッセージを見ながら一晩中泣いていました。負けたのにもかかわらず、私のことを応援してくれて、信じてくれて。世界中の方々のメッセージが私の背中を押してくれました」と改めて感謝の思いを口にした。

 須崎の視線はすでに4年後を向いている。「日本に帰ったらすぐに練習がしたいです」と本音を話した。「負けたのにもかかわらず、応援してくれる人たちがいる限りは、私もやっぱり諦められないし、そういう人たちにもう一度オリンピックチャンピオンになる姿を見てもらうまで頑張ろうというふうに、気持ちを切り替えることができました」と気持ち新たに、王座奪還を目指し、スタートを切る。

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