◆JERA セ・リーグ 中日2―4DeNA(8日・バンテリンドーム)
DeNAの牧秀悟内野手が愛妻へプレゼントを贈った。
両軍無得点の4回先頭。相手先発・松葉の投じた122キロの浮いたチェンジアップを仕留めた。高く上がった打球は左翼席中段へ飛び込み、名古屋へ駆けつけたベイ党は両手を挙げて叫んだ。先制の17号ソロに「いい感触で打てました。それまで相手にいいリズムでやられていたので、まず1点取れたのが良かった」と胸をなで下ろした。
この日は愛妻の誕生日。昨年は決勝打を放つプレゼントを贈ったが、今年はバースデーアーチで祝い「特別な日に勝てて、ホームランを打てて良かった」と笑顔で語った。
牧の一発が起点となり、桑原が適時打、京田が犠飛、を放つと蝦名が押し出し四球を選ぶなど、打者10人で計5安打4得点と主導権を奪った。三浦大輔監督も「牧が火を付けてくれましたし、その後もつないでつないで。京田の犠飛もありましたし、エビ(蝦名)も良く粘った四球だった」とねぎらった。
これで引き分けを挟んでの連敗は2でストップ。後半戦2勝9敗1分と苦しんでいるが、主将の一発で流れを引き寄せた。