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【阪神】森下翔太、新人から2年連続10号「もっと高みを目指したい」右打者では岡田彰布以来43年ぶり

スポーツ報知 2024年8月9日 5時0分

◆JERAセ・リーグ ヤクルト3-6阪神(8日・神宮)

 猛虎史に名を刻んだ。0―1の4回先頭、阪神・森下は吉村の3球目、高めの変化球を完璧に捉えた。打球は虎党の待つ左翼席へ一直線。「いい角度で打てた」と、うなずいた。

 3日のDeNA戦(横浜)以来、4試合ぶりの同点10号ソロだ。新人から2年連続2ケタ本塁打は、球団では21、22年の佐藤輝以来6人目。右打者では80、81年の岡田彰布以来、43年ぶりだ。「うれしいことだけど、もっともっと高みを目指していきたい」と意欲的。岡田監督は「あれでちょっと(打線に)火がついたよな」と、たたえた。

 5回1死満塁では左前2点打を放つなど3打点で今季3度目の猛打賞。5連敗中だった神宮で森下のバットが流れを変えた。前半戦は2軍降格も経験したが、後半戦12戦で4本塁打、16打点と量産態勢に入った。

 連敗ストップに指揮官は「3連敗なんか絶対あかんから、それは大きいよ」と、ひと安心。8月8日は好物の「パインアメの日」だが「そんなん知らん」と一蹴した。2ゲーム差で迎える首位・広島との3連戦(京セラD)を前に森下は「この勢いのままいきたい」と力を込めた。昨季も10本塁打中8本が後半戦。本領発揮の夏が来た。(直川 響)

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