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パリ五輪第14日目まとめ…藤波朱理が日本女子50個目の金メダル セーリングは混合470級で銀…パリ五輪

スポーツ報知 2024年8月9日 6時29分

◆パリ五輪 第14日(8日)

 レスリングは日本勢が3日連続(6日・文田健一郎、7日・日下尚)で金メダルを獲得した。女子53キロ級で初出場の藤波朱理(日体大)が決勝でルシアジャミレス・ジェペスグスマン(エクアドル)にテクニカルスペリオリティーで圧勝。中学2年から続く公式戦の連勝を137に伸ばした。今大会レスリング女子では初の金、女子の夏季五輪金メダルは50個目。

 男子フリースタイル57キロ級の樋口黎(ミキハウス)と女子57キロ級の桜井つぐみ(育英大助手)がともに決勝に進出し、銀メダル以上が確定した。男子86キロ級の石黒隼士はメダル獲得ならず、準々決勝で敗退となった。

 セーリングは混合470級のメダルレースが行われ、予選を総合3位で通過した岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組は3位に入り、総合41点で銀メダルを獲得した。同級で2004年アテネ五輪男子銅メダルの関一人、轟賢二郎組以来20年ぶりのメダルとなった。

 陸上は男子110メートル障害で日本勢初の決勝進出を果たした村竹ラシッド(JAL)が13秒21で5位入賞に輝いた。1932年ロサンゼルス五輪100メートル6位で「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳を上回る、男子五輪の短距離種目で日本勢の最高順位。

 男子400メートルリレー予選で、日本(サニブラウン・ハキーム―柳田大輝―桐生祥秀ー上山紘輝)は決勝進出を決めた。予選1組で38秒06の4着だったが、タイム順で進出を決めた。女子1500メートル準決勝で2021年東京五輪8位入賞の田中希実(ニューバランス)が2組11着となり2大会連続の決勝進出はならなかった。

 卓球は女子団体の準決勝が行われ、日本はドイツを破り2大会連続の決勝に進出。銀メダル以上が確定した。第1試合のダブルスで早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)組が先勝。第2試合は16歳の張本美和(木下グループ)が敗れたが、第3試合は平野が勝ち、第4試合は張本が勝利し3―1で制した。

 ゴルフは第2ラウンドが終了した。日本ツアーの2年連続年間女王で初出場の山下美夢有(加賀電子)は通算3アンダーでトップと5打差の6位。上がり4ホールで3バーディーを奪った。笹生優花(アース製薬)は通算7オーバーの47位に後退した。

 スポーツクライミングは女子複合のリード準決勝が行われ、五輪初出場の森秋彩(あい、筑波大)が96・1点。6日に行われたボルダーの54・0点との合計150・1点で4位となり、決勝進出を決めた。野中生萌は突破ならず。

 自転車トラックの女子 ケイリンは7―12位決定戦で太田りゆ(ブリヂストン)は9位、佐藤水菜は準々決勝で敗退。男子オムニアムで窪木一茂(ブリヂストン)は6位だった。

 重量挙げ男子73キロ級で宮本昌典(東京国際大職)は6位。

 日本勢のメダル獲得は13日連続となった。

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