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J2清水 再奪首へMF宮本航汰「無失点にこだわりたい」…10日ホーム・群馬戦

スポーツ報知 2024年8月9日 8時47分

 J2清水エスパルスは8日、ホーム・群馬戦(10日)に向けて、三保で一部非公開で調整した。チームは3日、仙台に1―2で敗れて首位から2位に後退し、連勝も3でストップ。この仙台戦でJリーグ通算200試合出場を達成したMF宮本航汰(28)が、新たな連勝スタートへ強い意気込みを見せた。

 静岡市で生まれ、清水の下部組織で育ち、2015年にユースから昇格して10年目。節目の200試合出場を飾った宮本は「いろんな経験や出会いがあった」と、穏やかな表情で振り返った。長崎では17年にJ1昇格を、清水では22年のJ2降格を経験。レギュラーボランチとして、その経験を今後のヒリヒリする昇格争いに生かすつもりだ。

 仙台に敗れて2位に後退も、「群馬戦は無失点に抑えることにこだわりたい」と気持ちは切り替わっている。ユアスタに1万9000人が集まった仙台戦は「完全アウェー」の状況だったが、次はホームのアイスタ。清水サポーターの声援が後押ししてくれる。「力を出すだけ。また連勝を続けていきたい」と白星を誓った。

 新戦力も頼もしい。J1町田から育成型期限付き移籍加入した宇野禅斗(20)と、さっそく仙台戦でコンビを組んだ。「ボールを奪うことがうまい。プレースタイルもよく分かった。これからが楽しみ」と目を細めた。

 10日は清水と勝ち点1差で首位の横浜FC(勝ち点53)と3位・長崎(同51)がつぶし合う。「目の前の試合しか考えない」と秋葉忠宏監督(48)は話したが、勝ち点3を挙げて団子状態を抜け出すチャンスでもある。リーグ戦今季無敗(10勝1分)のアイスタで、首位再浮上を狙う。(里見 祐司)

 〇…群馬は現在最下位だが、清水イレブンに気の緩みはない。「失うものは何もない、勝つことで流れをつかもう、と挑んでくる」とDF山原怜音(25)は警戒した。連日35度を超える暑さも大きな敵。この日の練習中も、給水タイムが何度も設けられた。「そんな苦しいときでも、正確なトラップやパスにこだわってやっています」。必死で向かってくる群馬にも、この猛暑にも勝つ。

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