厳しい暑さが続く中、皆さんはこの夏休みをどうお過ごしですか？ 海や山のレジャーも楽しい季節ですが、近場の美術館へ行くのもお勧めです！
今、浜松市美術館では、７人の女性切り絵作家の作品を展示した「日本の切り絵 ７人のミューズ展」が開かれています。切り絵を間近で見たのは初めてで、その繊細な美しさに思わず息を飲みました！ そして、作家それぞれの個性が光っていました。その中の１人、静岡県出身の福井利佐さんは立体感や躍動感を追及し、独特な表現力で人気の作家なのですが、福井さんがこの展覧会のために制作したのが「浜松」という文字の中に様々なモチーフを取り入れた作品。よく見ると、ピアノやアカウミガメ、ホンダのスーパーカブなど、浜松の魅力が散りばめられています！ 遊び心と地元愛あふれる素敵な作品。皆さんにもじっくり見ていただきたいです。
また、県立美術館では、企画展「カナレットとヴェネツィアの輝き」を開催中です。１８世紀イタリア風景画の巨匠、カナレットを大きく取り上げた展覧会は、なんと日本初！ まるで写真のように精密に描かれたカナレット作品を観ることができるチャンスです。まだまだ暑い今年の夏、美術館で涼みながら芸術に触れてみてはいかがでしょうか。